2019/11/27 – Telefon Tel Aviv最高・・・ Telefon Tel Aviv最高・・・ Telefon Tel Aviv最高・・・

2019/11/26 – 最近PCで作業しすぎているので、自律神経に聴くハーブティーなどオーガニックなものをトライしたい。

2019/10/26 – SOUNDSの波形表示はpreloadをオフにできなかったのでやめました。

Floating Points at Funkhouse Berlin

Published - Category - Event Report
2019年11月16日にFloating PointsをFunkhouse Berlinで聴いてきた。正直なところFloating Pointsにはあまり興味がなく、シックなハウスの曲を作ってる人というイメージで、あまり守備範囲ではなかった。イベントも元々未チェックで参加する気もなかったのだが、先日のM.E.S.H.のイベントで友人になったドイツ人がチケットを分けてくれるというので行ってみた。あと、昨年にAlva Notoを聴きに同会場に訪れた事があるのだけれども、建築物として感動した記憶があるので、再来という意味での観光も兼ねていた。しかし、結果的にライブは最高に良かった。

Funkhaus Berlinの建物についてネットで調べてみると日本語の情報はなく、ドイツ語の情報がメインだった。1951年に建造されて、ラジオ局やスタジオで使われていたようである。敷地面積は相当に広く、ボディチェックのゲートから会場の入り口まで、昼でも迷うぐらい遠い。特に夜は道も暗く、エントランスまでたどり着けるか若干不安になるほどである。日中に訪れるのが良く、湖畔に面した古びた建物に日が差して穏やかな空気が漂い、近くの大きな煙突からモクモクと煙が出ているのを眺めていると、非常にいい気分になる。こちらのリンクに全貌を眺めることの写真が掲載されていた。

Funkhaus Berlin Official Site
https://www.funkhaus-berlin.net/p/exterior.html

今回は都合あって夜から訪れたのだが、ベルリンの中心地から少し離れたところにある会場は周りに商業施設等は全くなく、夜の寒いひっそりとした駅で降りて向かう事になった。いつもはクラブには自転車で向かうのだが、今回は電車と路面電車を使用した。



会場までの道中。なにもない。





会場に到着すると敷地内は暗闇で、街灯がぽつぽつあるぐらいで道しるべなど何も無い。友人が心配して「無事に会場まで来れるか?」と何度も連絡をくれ、位置情報を送ってくれた。ドイツ人は聞いたこと以上に情報をくれる事が多く、几帳面で親切な人が多い印象。以前に来た記憶を頼りに、横道に迷いながらもようやく到着できた。



こんなところで本当に電子音楽のイベントがあるのかと思うぐらいひっそりとしている。













イベントには遅れて到着したが、前座のアーティストの演奏がちょうど終了したところで、Floating Pointsのライブはまだ始まっていなかった。タイムテーブルがわからないので、コンサートホールで待ち続ける。この会場は、クラシカルな内装で電子音楽が聴けるという特別な醍醐味がある。こういうところで聴くと、ちゃんと文化として電子音楽が尊重されているんだな、という感じがしてとてもいい。



開始前





終了後





十数分経過してFloating Pointsが現れたが、あまり期待はしていなかった。今回はオーディオビジュアルのセットで来ていたのだが、この手のライブで再生ボタンをポチッと押して、あとはタイムラインが安全に進むのをほぼ待つだけ、というのを何度も見てきていた。もう10年近くテクノに関わってきているのだけれど、そのような元々完全に組まれているライブに対して全くスリルを感じる事ができなくなりつつあり、ライブと発表するのをやめてインスタレーションとして告知した方がいいのでは、と常に思っている。しかし、彼はその組まれたタイムラインとライブの両方をいいバランスで使い分けていた。



ライブの様子





機材のセットアップとしてはラップトップとモジュラーシンセとリズムマシンをメインに音を出力し、別で映像用のラップトップを用意していた。とても情緒的な、坂本龍一を連想するようなアンビエントから始まり、シーケンスに合わせてフィルターのカットオフやレゾナンスを調整し、変化をつけている。そこに徐々にビートが入ってくるのだが、それもまた既存の素材をグリッチさせたような、クリック的スイングなリズムでこれも意表を突かれた。演奏中もタイムラインを断ち切るかのように音の幅を縮めてノイズ化させていて、大まかな形があるにしろ、フィジカルなアプローチでスリルを駆り立てる演奏に目を見張った。

ライブ自体は1時間半ほどで、後半はよくあるタイプのクラブミュージックになってしまい、あまり興味が持てなかったのだけれども、前半のアプローチがとても素晴らしかった。最近、本当に普通の四つ打ちのクラブミュージックが聴けなくなってきている。自分がトラックを作る時も四つ打ちを作る気が全く起きず、キックとハイハットは特にずらしまくっている。このタイミングで、規則と不規則が入り混じったライブが聴けたのは非常に良い体験になった。



音は大体このリリースから使用していたと思う。映像も同じ素材を使用していた。









【イベント名】
Floating Points Live AV by Hamill Industries

【会場】
Funkhaus Berlin – Nalepastraße 18, 12459 Berlin

【開催日】
2019年11月16日(土) 21:00 – 23:59

【出演者】
Floating Points
Kirkis
Sofia Kourtesis
Dave DK

【イベントURL】
https://www.funkhaus.events/produkte/214-tickets-floating-points-funkhaus-berlin-am-2019-11-16